利食いのタイミングはどこが良い?

今日は利食いについての記事をお送りします。
利食いとは、含み益が出ているポジションを決済して取引を終える事です。
利益確定、略して利確とも呼ばれています。

FXはいくら良いところでポジションを立てられてウハウハの含み益になっていようとも、
利食いしなければ実際の利益にはなりません。
なので良い感じのところで利食いできないと、
含み益を大きく減らしちゃったり利食いしたあとにさらに伸びちゃって、悔しい思いをすることになります。

トレードは手法やインジケーターのサインでエントリーに注力しがちですが、
実際の損益が確定する決済も同じくらい大切なんですよね。
損切りに関してはそのうち記事を作るとして、
今回はトレードする際の利食いのタイミングについてお話ししたいと思います。

利食いは心理的に難しい

初っ端から残念なお知らせなのですが、
人はいくら頭で分かっていたとしても合理的と考えられるタイミングで利食いすることが苦手な生き物です。

知っている方も多いと思いますが、
これはノーベル経済学賞を受賞しているダニエルカーネマンさんがいろいろな実験を基に証明していて、
ざっくり言うと、人は利益に対しては減らしたくない一心ですぐに確保しようとし、
損失に対してはなるべく回避したいので先延ばしにしてしまいがち
なのです。

ゆえにトレンドの途中とかまだ利益が伸びそうなポイントだとしてもこの感情を優先してしまい、
決済ボタンをポチッと押してしまうんですよね。

またこれを乗り越えてもある程度含み益が乗っかってくると今度は増える利益に対して鈍感になり、
もっともっと欲しいとなってしまい利食いポイントを逃してしまったりもします。

そして伸びた含み益が減ってしまうと損はしたくないので取り戻そうと保有し続け、
ここで運悪くトレンドが転換してしまったら含み損へまっしぐらなんてことに…

とまぁこんな感じで人間の脳みそは合理的な判断をもとに利食い、損切りするのが苦手なんですよね。
この辺りをさらに詳しく知りたい方はプロスペクト理論でググったり、
ダニエルさんの本とかを読んでみてください。
人間がいかに直感や感情に左右されているのかがよくわかります。

利食いのコツ!

では良い感じのタイミングで利食いするにはどうすればいいのか
自分が実践しているのはポジションを持つ前に利食いポイントを決める方法です。

含み益も含み損を出ていないまっさらな状態で、
ここでポジションをかけたとしてどこで利食いしたら合理的と考えられるかな、
という感じで感情に邪魔されない環境でトレードのスタートからゴールまでを決めてしまい、
なるべくその通りのトレードを行っています。
トレードシナリオとか戦略とか言ってるやつですね。

こうすることでポジション保有中に出てくる
「今すぐ石ないと含み益減っちゃうよ」「まだまだどうせ戻るから利食いするだよ」
といった、感情という悪魔のささやきに対抗することができます。
備えあれば憂いなしというわけですね。

具体的な利食いポイント

具体的にどこを利食いポイントにすればいいのかというと、
基本は利益方向に対する抵抗帯までを狙います。
レジサポラインやチャネルライン、フィボナッチなどがこれに当たります。

例えば自分がよくやる押し目買いトレードでは、
前回高値を利食いのタイミングとして定めることが多いですね。
前回落ちてきたポイントとして意識されレジスタンスラインになりやすいと考えられますし、
ここを抜けられないとダブルトップといったトレンド転換のチャートパターンになり得ます。

ダウ理論的にもトレンド転換の疑いが出てきますので、
ヘタにポジションを持ち続ければ損失へとなりかねないポイントです。
そうなる前になるべく大きく利益を確保しようという考えです。

ブレイクアウトなど、抵抗帯を抜けたところからエントリーする場合は、
上位足の抵抗帯を見て利食いポイントを決めたりもします。

まとめ

相場は常にマルチタイムに見ていきましょう。
ただ、自分の理想通りにいかないのが相場の基本なので、
利食いポイント付近のローソク足の動きや短期足のパターンなどを見て、
手前でや怪しい動きをしたら利食いするなど臨機応変に対応するのがベストですね。

もしどうしても感情に左右されちゃう人は、
決済指値を入れておいて自動的に利食いできるようにしておくのもひとつの手です。
その辺りは実践してみて自分にしっくり来る方法にカスタマイズしていきましょう。

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